chibaccho's diary

デジタル畳職人で猫グッズも作る人の雑記 ち畳工房・ち音楽堂(http://www.c-ongaku.com)

文明が人類を滅ぼす

正月のNHKの番組で梅棹忠夫さんの「人類の未来」という、まるで今の原発事故のようなことが起こる事を予知したような内容の本の内容を紐解く番組をやっていました。
科学文明は人間の欲望そのもので、留まる所を知らない欲望が結果的に自分の首を絞める結果になるのだと。

最近読んだ養老孟司さんの「真っ赤なウソ」という本の中で、人間の欲望の中で金銭欲や権力欲といった部分は、ブレーキがかかってこないということを言っていました。猿から進化した人類の歴史の中では僅かな期間で急速に進化した脳が司る部分で不完全、食欲や性欲のようにいったん満たされれば自然に消えるものではないと。

この部分が妙にリンクしてしまって久々にブログなんか書いてみたりしてるのですが、どちらの本でもそのブレーキは市民であったり社会であったりといった内容でした。

果たして人類はさらに洗練された脳に進化するまで存続するのでしょうか?進化の過程でやっかいなものも手に入れたようで・・・。