畳を床から離してみる
民芸品じゃないんだから8割の完成度を目指して生産量を増やせと、工場勤めの頃言われたことがあります。今は畳の製造もかなりオートメーション化されて、合理化を進めたい経営者としては当然の発言かもしれません。
しかし仕上がりの美しさを大事にする師匠についたことと、私自身も几帳面なほうなので納得がいくまで時間をかけてしまって、生産効率はあまり良くありません(^_^;)
ならば民芸品にしてしまえ(笑)という部分もあって、畳のコルクボードを作ってみました。まぁ売れなくても珍しくて宣伝になれば良いかな、と思っていたのですが、以外にも製作の依頼が来たのです。記念すべき第一作目は、大事にしていてくれればイタリアにあるはずです(笑)
とは言っても超ニッチな需要なので、もっと買って頂けるような物を・・・と無い頭を振り絞っているわけです。で、新作を試作中。
あ!シャム社長!
ち:「作業台の上に上がらないでください!針踏んで肉球の空気抜けても知りませんよ!」
シャム社長「私の足はエアーソールかいっ!!ナイキじゃないんだから」
ち:「まったく、亡くなったあなたの息子と同じで、仕事の邪魔ばかりして・・・。」
シャム社長「ま、猫の手は借りられないってことやね。ってかしっかり稼いで餌代稼ぐニャ!」
ち畳工房の影の社長は猫だった!?
つづく