昭和レトロ・畳用ハンディミシン
このミシンは私が畳屋の工場の仕事を辞めて地元に戻る時に、自営でやる仕事の一つに畳を売る事も考えていて、このタイプの中古なら手が届くかな〜と探していた所、師匠の職人さんがこの先使う事無いだろうから持ってけと貸してくれた物です。
ミシンを乗せるレールに付けられたプレートの文字の感じからすると、昭和40年代頃の物でしょうか。かなり年季は入っていますがシンプルで壊れない為、今でも現役で使用出来るところが凄いですね。
モーターのNATIONALの文字がレトロ萌えです(笑)
この定規を使って縁幅を調整してからレールを固定します。
こんな感じに縁、縁下紙、ミシンをセットします。ハンディと言ってもミシンは15kgくらい重さがあるので、中腰で作業しているとかなり腰に来ますr(^^;)
では動いている動画をどうぞ。
(昭和レトロ)畳用ハンディミシン Old sewing machine for Tatami - YouTube
こんな感じに縫い上がります。
そしてこの「わたり」という定規で縁の幅に折り目を付けて、縁と縁下紙を折り返します。
こちらが仕上がった畳です。工作機械は電子制御、自動化が進んでいますが、このようなアナログな機械も、コストパフォーマンスを考えると強ち捨てたものでは無いと思います。